カテゴリ: 読書感想

残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?
皆さんは残業をしていますか?
僕は月30時間程度しています。
1日にすると、1時間半くらいでしょうか。

10時に出社してパソコンの切れる21時まで作業するので8時間労働+2時間残業。
たまに早く帰って平均すると1日1時間半という感じです。

まぁそんなもんかな、と思っていたのですが、「残業学 ~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~」(著:中原淳 + パーソル総合研究所)を読んで、考えと行動が変わりました。

自分がいかに日本の「残業」に飲み込まれていたかに気づきます。

そしてこの本では残業のメカニズムと対策が紹介されるので、この記事では簡単に説明していきます。



残業月平均27時間は多すぎ?

残業している人に限定すると、日本の一般従業員の月の残業時間の平均は27時間程ですね。
残業時間の平均

これは、残業をしていない時短社員等は抜いてあります。 あと、管理職も抜いた数字です。

あなたの月の残業時間は27時間と比べてどうでしょうか?
また、業種や職種と照らし合わせた時に、どうでしょうか?

僕は人材業界なのでサービス業が近く、平均28.85時間です。
職種は企画職で、こちらも28.85時間が平均です。
僕は残業30時間程度なので、まさにこの数字に近いですね。

そもそも、日本の残業時間が他国と比べて多い中で、日本の平均と比べるのもどうかとは思います。

ただ、まずは自分がどう感じるかを量的な観点で考えてみて下さい。

僕は正直、多いとは感じていませんでした。

しかし、これからの世の中を考えると30時間は多いのかもしれません。
それを知るためにも、次はメカニズムの観点でも、残業を考えてみましょう。


残業を多くするメカニズム

本書では残業における学習メカニズムを図のようにまとめています。
残業の学習メカニズム

実際はひとつひとつのメカニズムについて、データに基づいて論じているのですが、割愛します。

本書を読むと理解が深まるので読んでみるといいと思います。

簡単に説明します。

個人レベル」だと、「残業」=「フロー状態」「有能感」といった「麻痺」状態に陥ったり、残業代がないと暮らしていけない「残業代依存」が習慣化することで、強化されていきます。

組織レベル」だと、「残業」しないと上司や同僚に申し訳ないであるとか、やる気ないように見られないかといった雰囲気から「感染」したり、できる人に業務が「集中」し、昇進していくように制度化されることで、強化されていきます。

さらに「世代レベル」だと、上司が「残業」して出世してきた人だと、その部下も「残業」することで成果を残そうとするように「遺伝」し、伝統化してより強化されていくのです。

これら「個人レベル」「組織レベル」「世代レベル」の「残業」の学習が強化を繰り返し、今日の日本の残業を生み出しているとメカニズムを解説しています。


意識して残業を減らす理由

メカニズムを自覚して、ハッとしました。

自分は自分の意志で残業しているのか?
それとも、構造の中で知らず知らず残業のメカニズムに飲み込まれているだけなのか?

今は高度経済成長期ではありません。
働けば、その分売上が伸びるといった構造にありません。

市場から評価されることであるとか、社内の無駄を削減するであるといった、客観的な思考を必要とする業務が増えています。

そんな中で、自分がどういうことを意図して残業しているかが大切になってきます。

残業の2時間は、もしかしたら副業の時間にしたほうがいいかもしれないし、社外の人と会う時間にしたほうがいいかもしれない。

業務とは関係ないことに使った方がひらめきを生んでくれるかもしれません。

家族のためにご飯を作るのもいいと思います。
家族の一体感も高まり、仕事へのモチベーションを上げることもあるでしょう。

2時間×5日/週 = 10時間/週
10時間/週×4週間/月 = 40時間/月

僕は、この時間を見て焦りを感じました。

40時間を数万円を得るために使うのか。

将来のために投資するのか。

僕は後者を考えて、最近は勤務時間をより意識的にコントロールしています。

将来、奥さんとだったり、子供とだったり、一緒に食卓を囲んで、笑って話しながらご飯を食べることに価値を感じるかもしれませんよね。

そのためには、短い時間で確実に成果を上げる方法を身につける必要があります。

マネジメントするにしても、フリーランスになるにしても、起業するにしても重要です。

僕が残業を意識的に減らすただ1つの理由は、「その1.5時間が今と将来にもたらす価値が、現業を1.5時間伸ばして得られる価値よりも高い」と考えているからです。

現業も楽しく充実してやっている上で、そう感じるのです。

皆さんも何に時間を使うかは意識した方がいいと思います。

ということで、この本は「残業」を現実に基づき、過去を参照し、データに基づいて論じています。

語り口も非常に軽妙で読みやすく納得感があります。

「はぁ~、そうなんだ!」と10回は膝を打ったと思います。
是非読んでみて下さい。


今回は三枝匡著の「経営パワーの危機 ~会社再建の企業変革ドラマ~」(日本経済新聞出版社)取り上げます。


経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)

経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)


三枝氏のビジネス小説4部作「戦略プロフェッショナル」「経営パワーの危機」「V字回復の経営」「ザ・会社改造」のうちの2作目になります。

この本を読んで得られた一番の産物は、「事業全体を経営したことがあるか否かで、ビジネスマンとしての力量は全く異なる」ことを知れたことです。
部分に陥ることなく、事業全体を見通し、適切な判断をして行動する。
これは訓練をしないとできません。
しかし、その訓練は普通の平のサラリーマンだとする機会になかなか恵まれないです。
独立した事業部の事業部長や子会社の社長等の立場で得られる機会ということでした。
30代~40前半くらいで事業を回す立場を経験して、失敗も成功も一通り経験して、50代で本社の経営をするくらいでないと、世界で戦える経営者になるのは難しいようです。


まずはそのことを知れたことが大きかったと思います。
20代後半が係長(リーダー)、30歳前半は課長(マネジャー)、後半で部長(ゼネラルマネジャー)、40代で事業部長(エグゼクティブマネジャー)、50代で役員みたいな尺度で考えていたら、それはサラリーマンを脱しないのだろうな、と思いました。


もちろん、自分のなりたい姿が前提にはなりますが、もしあなたが企業の中でも、自分でやるにしても、経営者として人生を送りたいのであれば、そしてそれがグローバルに展開するくらい大きなものにしたいのであれば、勝負するタイミングは30代~40前半くらいで一度考えてもいいかもしれません。


そう思わされるくらい、この小説は説得力ある文章で、自分の脳を揺らしてきます。
リアリティがあるし、キャラクターも面白いし、何より戦略が立案され実行されその結果を読むわくわく感がたまりません。
電子書籍で通勤時間に読んでいたのですが、3日くらいで一気に読みました。
サラリーマン金太郎を読む人とかと似た気持ちなんでしょうか?
15年も前の作品ですが、今読んでも生々しさがあります。
自分もビジョンを実現したい人間として、経営者だったらどういう行動をとるだろうか?と考えながら読んでしまいました。

ストーリーは、新日本工業の社長の財津が、倒産間近の投資先の東洋アストロンに30代後半の伊達を社長として送り込み、会社を再建させるというものです。


戦略的思考が磨かれるストーリー展開


「経営パワーの危機」が良い点の1つは、戦略的思考の具体例を使いながらストーリーが展開することだと思います。


三枝氏の最も重要としている戦略「創って、作って、売る」は本書でも登場するのですが、実際に伊達が東洋アストロンの建て直しの際に、事業分析のために活用しています。
まず伊達は、特注品を売っている割に異常に低い利益率に目をつけます。
そしてその原因を確かめるために設計、製造、営業の各部署に足を運びます。
創って、作って、売る、のサイクルのどこに「フンづまり」を起こしているところがあるのかを確かめに行ったのです。
こういう具体例があると、自分が経営するときにも応用できそう、という気にさせられます。
それほどパワーを感じさせるツールだと思います。

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本書より抜粋


利益率を高め、赤字が解消されたら次は、売上を10億、50億円規模とどんどん上げないといけません。
しかし、そのときもイケイケどんどんで押すのではなく、一度現実に立ち戻り、必要であれば段階を踏むのです。
その判断の助けになるのが、戦略思考です。
下のような図は、単純ではあるが、その分社内の「共通言語」として役立ち、みんなのベクトルを揃える手助けをしてくれます
どこを目指すのか?そのためにはどういうステップを踏めばいいのか?
少なくても幹部全員がすっきりと語れるようにするために、戦略を可視化するのはメリットが大きそうです。


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本書より抜粋


 やけにリアリティのあるキャラクター描写


皆さんも会社に勤めていると、上司、先輩、同期、後輩等、様々な人と接すると思います。
その中には、ミステリアスで異常に優秀な人だとか、いつ仕事しているんだろうというくらい色んな人と話しまくっている人、結構上の人にはめちゃくちゃ丁寧なのに相手を見てぞんざいに扱う人とかいろんな人がいると思います。


「経営パワーの危機」もそういう人が出てくるので、「いるいる、こういう人・・・」という視点で引き込まれていくのです。


まずは町田常務。元々は東洋アストロンの創業者で社長だったが、経営を傾けてしまった張本人です。
日本有数の公害・環境分析器メーカーに勤めていたが、そこで有名大学や企業の研究所の人から特殊な装置の開発を頼まれることが多かった。
しかし、特殊装置は開発に手間がかかる割りには売上が伸びづらいので企業がGOを出さない。
そこで町田は彼らの助けになりたいと考え、起業したのでした。
なので、町田は完全に理系、技術屋さんです。
高飛車なタイプではないが、技術者として一流が故に、一定のプライドを覗かせる。
営業は好きではないので積極的には行いません。
社長から常務に移ったときの態度も嫌なのかどうかもはっきり見て取れないため、伊達からすると不気味さを感じる。
とかは、理系の技術者からのオーナー経営者にいるタイプっぽいなと感じました。


次に新しい営業部長の明石。本社の新日本工業の営業でトップクラス、流行のスマートな眼鏡をかけた男です。
この男はかなり政治力に長けていて腹が立ちます笑
社長から選ばれたことや本社の役員の名前をちらつかせて主張をします。
営業の際も開発の町田と意見が割れることもありけんかを始めてしまいます。
親分肌なので、部下とよく飲みに行き、営業部を「城」のようにしてしまいます。
部下の前で経営の批判をしたりするのです。
伊達を批判するためにけんかしていた町田に擦り寄ったりと大変です。
営業として力があるだけに、上も頼りにしていて、そして大きな組織なので政治力が大きく影響する世界ではあるんですよね。


直接目にしたことはないですが、こういう人っていそうだな、と思わされました。
三枝氏が、キャラクターの性格についても、経営的にどう影響するのかまで分析しているので、実地に即したリアリティあふれるキャラクターが描かれるのだと思います。


若き社長のサクセスストーリーは痛快


一気に読んでしまう最大の要因はこれかな、と思っています。
伊達社長の戦略がどうなるんだろう?成功するかな?とわくわくしてページをめくってしまうのです。
全1000ページくらいあるのですが、本当にあっという間です。
事件はたくさん起こります。
開発者7名が他の会社に抜ける、代理店が他社の商品に注力し始める、本社から送られた営業部長が社内バランスを崩し始める、絞って開発した製品がなかなか完成しない等々。
それでも、自分が立てて、皆で議論してできた戦略を信じぬく伊達社長に魅了されてしまうのです。
時にプレッシャーから不安になったり、時に成功体験から傲慢になったり、そんな姿に自分を重ね、自分もそんな経験をしてみたいという気持ちになるのです。
そして自分を重ねた社長が成功するとスカっとした気持ちになるのかもしれません。


ということで「経営パワーの危機」は、企業の中で経営をしたい人、自分で起業したい人には是非読んでもらいたい内容が詰まっています。
経営とはこういう世界なのかと自分の枠組みが広がるかと思います。
早く経営者としての決断をしてみたいという気持ちにもさせられます。
なるべく若いうちに知っておいた方がその後の選択肢が広がるな、と感じたので興味のある方は是非読んでみて下さい。


関連記事


三枝氏の「V字回復の経営」についての感想も書いています。
「創って、作って、売る」ことに重点が置かれた作品です。
社員全員「創って、作って、売る」!「V字回復の経営」を生むには


今回感想を載せる本は「史上最強の人生戦略マニュアル」です。
皆さんは人生に目標ってありますか?
僕は目標を持っても、持たなくてもいいと思う派です。

僕個人としては、持ったときのほうが活き活きできるので、できるだけ目標を持つようにしています。
何か目標を持っている方には、この本は心の持ちようと具体的な方法論を教えてくれるので、オススメの本になります。
さらに言うと、言葉が結構過激なので、自分に対する檄になる効果もあります。
激励の言葉多数というより、叱られている気分になるかもしれません。
帰りの電車の中で読んでは、自分の目標である起業に向けた思いを強めていました。

いくつか本文の言葉を紹介して、その感想を述べていきます。



史上最強の人生戦略マニュアル

史上最強の人生戦略マニュアル




 




人生戦略マニュアル①:誰もあなたに代わって闘ってはくれない



大局的に見れば自分の問題は取るに足りないことに見えるのではないか ─ ─そんな心配は無用だ 。
私が足首の骨を折って病院に入院したら 、隣のベッドには足を切断したばかりの人がいたとしよう 。ひどい話だ 。
けれども 、だからといって私の足首の痛みがましになるわけではない 。あなたにとって問題であるなら 、もちろんその問題を気にかけるべきだ 。
それだけでなく 、自分の身に降りかかったことが正当か不当か 、くよくよ考えるような状態に 、はまり込まないように気をつけないといけない 。
不当なことであっても 、それはそれとして 、対処しなければいけないことに変わりはないのだ。



これは、自分にとって重要なことであるならば、重要なことだし、他人は関係がないということを残酷なまでに表わした章の中の言葉です。
自分にそんなに自信が持てないというタイプの僕には勇気をくれますね。
とにかく、自分にとって重要なことは、自分が対処するほかないということを自覚しましょう。


人生戦略マニュアル②:どんな時でも自分以外の人間を相手にしなければならない



あなたに身につけてもらいたいのは 、本当に生きることとただ存在することの違いを知り 、区別するための知識だ 。
存在するというのは 、本能的なことだ 。ここでいう本能とは 、自分の意思には関係なく無意識のうちに反応する自衛本能のことであり 、人生の質に関係なく 、ただ日々を生き延びるのをいちばんの目標としている 。
いっぽう 、生きるというのは 、自分が身につけ 、武器となるまで研ぎ澄ました 、ある種の技能や態度 、能力を使うことだ 。
そのいちばんの目標は 、やりがいのある自分だけの質の高い経験をすることだ 。
質の高い人生を作り出すのに必要な技能は 、人生の因果関係を理解し 、コントロ ールする技能だ 。
言いかえると 、自分の知識を生かして 、望むようなかたちで物事が起きるようにすることだ 。
つまり 、自分および他人がなぜそんな行動をとっているのか 、なぜ行動しないのか 、その理由を知ることである 。
こうした知識は 、人生の競争の中で信じられないほど役に立つ武器になりうる 。



① で自分の重要性について語ったのとはうってかわって、他者の行動原理を理解することの大切さを説いています。
自分の望む形を作るには、他者の助けが必要です。
そのためには、他者が自分のために動いてくれるようにする知識を蓄える必要があるのです。


人生戦略マニュアル③:痛みはあなたに人生戦略の方向付けをしてくれる



 痛みはあなたに方向付けをしてくれる。痛みを原動力にして現状から抜け出し、自分が望む状況に持っていくのだ。そうすれば、あなたを今苦しめている痛みが、あなたの武器に変わる。人生を変えなければとあなたに思わせる、またとない動機となるはずだ。
 生まれつき、危険を冒すのを何とも思っていないように見える人もいる。彼らは、自分が望み夢みるものを手に入れるまで、腕を伸ばし続け、行動し続ける。彼らは、危険は人生につきものだと考えている。



痛みは僕たちは避けるべきものだと考えていると思います。
しかし、望みのものを手に入れるためであれば痛みも厭わない、という精神が、本当に望み夢見るものを手に入れるためには必要ということです。
結構ストイックな考え方ですね。

自分がふと危険から遠ざかろうとしている瞬間を感じることがあります。
ほしいものがあるならば戦えよ、という感じですが、そんなときがあります。
この文章を読んで、そこまでストイックなのもどうなんだろうと思いつつも、やった方がいいなと思い直しました。


起業したい自分はなにをするのか


実際、今僕は自分で事業をするために、いろんな人に話を聞いて現実味を確認しています。
個人ユーザー、法人クライアント、それに関連する業務をしている人、様々な人に話を聞くことでニーズや課題がどこにあり、解決策を講じれるかを判断しているところです。
社内の新規事業としてやるか、起業するかは迷うところではあるのですが、この本を読んで、いけるとこまでは自分でやってみようかなと思えるようになりました。
やる事業のイメージは複数の拠点が使えるシェアオフィスの廉価版です。

一定、個人ユーザーのニーズはありそうなので、法人に働きかけてみようと思います。
1時間500円以内、3時間1000円以内のコワーキングスペースが対象の法人になるので、連絡してみます。

とまあ、僕は起業に向けて細々と行動を起こしています。
このブログを読んでいる人の中にも起業したいという人いると思います。
良ければコメントとかで励ましあえるといいですね。


文庫版が以下のリンクになります。
自分を盛り上げること間違いないのでよければぜひ。



以下が関連する記事になります。


 攻める気持ちを持つという点では共通ですね。


真面目なサラリーマンが上手くいかないのは守りに入るから。リスクを背負い、試し続けることが生産性大幅アップのポイント。

 他者に動いてもらうための方法論です。


D・カーネギーの「人を動かす」は自分を変える格言の宝庫">D・カーネギーの「人を動かす」は自分を変える格言の宝庫

煽ったようなタイトルですが、僕もサラリーマンなので安心して下さい。
日々、真面目に働いているのに、楽々働いているように見える人に成果が劣るっていうことありませんか。
僕はありました。
何かを変えないといけないのだけど、何を変えていいのかわからない。
そんなような時期が続いていました。

そこで、上手くいっている人と上手くいかない自分を比較して考えてみました。
多分、その違いは技術的なところよりも考え方や姿勢の方にあるのではと思い至りました。
あなたの会社でも、課長や部長の人たちって頭の良さや技術的な面というよりも(もちろんそれもあるのだろうけど)前向きさとかタフさとか姿勢が他者より頭抜けている感じではありませんか。
僕はそうかもなと思い、自分の考え方や姿勢を変えてみました。
そしてその方法が上手くいきだしました。

僕が暫定的に出したタイトルへの答えは、「真面目」をどう捉えるのかによる気がします。
「真面目」を「上司の言った通りに任務をこなすこと」と捉えるならば、それは損するし、つまらないだろうなぁと思います。
「真面目」を「目的達成のために最善を尽くすこと」と捉えるならば、それは時に損するが時に得するし、創造的で楽しくなるだろうな、ということです。

数ヶ月前の僕の生産性の上げ方の発想は、どちらかというと前者寄りで、目標の数値に対して、上司の提示した枠内で、プラスに働く要因を見つけ出して少しづつ改善していくというスタイルでした。

これでも改善されるので、仕事をしている感はあるのですが、最近は考え方(姿勢)を2点、後者寄りにガラッと変えてみて、その方法がいい感じなので共有します。



サラリーマンよ、「真面目」に守るな、リスクを背負え


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まず、大きなリターンが得たいのであれば、それなりのリスクを背負う必要があるということです。
今の業務を少し変えるということは、リスクは小さいですが、見込めるリターンも小さいです。
言われたことをただ「真面目」に、自分を守るような働き方ではたかがしれています。

サラリーマン、それもメンバークラスの社員はほとんどリスクなんてないはずなのに、つい守りに入ってしまっている自分がいます。
でもこれって、割りに合わないと思い始めたのです。
若い自分の時間ってめちゃくちゃ貴重で、その時間を投資するなら、リスクはあるかもしれないけれど得がたい経験をしたほうがいいなと。

なので今は生産性を上げる業務改善は、より大きく、周りを巻き込むような方法も取り入れています。
今の業務のボトルネックや改善すべきポイントを論理的に絞り込んで、それに対する解決方法を考えます。
それが、他人を巻き込むことであっても、論理を明確にして、依頼しにいくのです。
ひとりでやって失敗するよりもリスクはありますが、周りも成功させようと協力してくれるので、成功率が上がったり、次の挑戦へつなげやすかったりします。

これは与沢翼というお金持ちの人がTwitterで似たようなことをつぶやいていて、自分もそうだなぁと思ったので業務に取り入れた次第です。


サラリーマンよ、仕事で試せ、楽しいはず


「人間は変化は嫌いだが、試すのは好きな生き物」という言葉があります。


これは結構実感しますね。
もちろん、人によって差はあるのですが、自分が特に試して改善するのが好きなので、これが原動力になります。

成功が目的になると、失敗はマイナスです。
成功に近づくことが目的になると、失敗はプラスです。
なぜなら、悪手が分かる分、成功に近づいていると言えるからです。

僕の好きな起業家のけんすうという人が人生を常にリハーサルと考えるといいと言っていましたが、まさにこれですね。
初めての人生なので、試しまくった人が成功方法を見つけ出せるのだと思います。


以上の2点を念頭に置いて仕事をしたら、指示の枠の中でこつこつやっていたときよりも、結構成果も上向きだし楽しく仕事ができています。

リターンがほしければリスクを背負うことを自覚すること、そしてそのリターンが得られる方法を試していること自体に楽しみを覚えていること、この二つがいい循環に入ったポイントかなと思っています。
真面目とは、上司の指示内でこつこつやることではなく、会社が目的としている価値創造に貢献することです。
もちろんリスクもあるけれども、個人的にはそっちのほうが圧倒的に楽しいです。

因みにこの考え方に誘ってくれたのは、この本の影響もあります。
「仕事は楽しいかね?」は結構有名なビジネス書で、ちょっと落ちぶれ気味のサラリーマンに対し、空港で出会ったとある男性が悩みを聞いて、良い発想に導いていくような内容です。
Amazon Prime会員の人はPrime Readingで無料だったと思うので読んでみてください。


本日のおすすめの本は「モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書」(作者:尾原和啓)です。
僕が読んだときは、Amazon Prime会員はprime readingで無料でした。



 正直、始めのほうは読んだことあるような内容ばかりで、書くことないかな~、と思っていたのですが、中盤くらいから面白くなってきて、そのペースで最後までいきました。
ためになる話が多かったので、紹介します。


WHYを共有するモチベーションマネジメント

変化の大きく不確実性の高い時代のマネジメントは、個人の裁量を大きくする必要があります。
しかしそうするとチームとして効率が悪くなる恐れもあります。
ではどうやってマネジメントするのか。
それがWHYを共有する方法です。



(前略)大事なのは、リーダーが強烈な「WHY」を提示することなのです。例えば、「TED Talks」はなぜこのイベントを行うのか?さらにTEDの本家は「なぜ世界各国にイベントを広めているのか?」を突き詰め、徹底的に磨いていく。そして、そこで出た「WHY」が、メンバー一人ひとりの「WHY」と一致するかどうかを確認しながら、できるだけつなげていきます。場合によってはあまりにも一致しない人には、「あなたの『WHY』も分かるけれど、僕らが大事にしたい『WHY』とは違うから、あなたはここでは活躍できない」ということをしっかり説明し、理解して退場してもらうこともあります。(後略)



WHYを掘り下げて共有していくことで、単独の判断で行動してもそんなにブレないのです。
WHYさえ共通認識が合えば、WHAT、HOWに差異があっても、結果的に成したいことが成し遂げられ、個人のモチベーションが維持されるのですね。
僕も上司との目標設定ミーティングでWHYを掘り下げられたことがあったけど、こういう意図があったのですね。きづかなんだ。。。


月100時間だけ働く?好きなことがモチベーション


これは自分の働き方を考えてしまった章ですね。38歳の著者、尾原氏がこういう働き方をしているのです。あと8年でそんなことできるのか。。。



さて、こう書くと僕が月に何時間働いているか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?僕の勤務時間はだいたい270時間です。しかし、そのなかでお金をもらっている時間は100時間。主に企業や個人の<コンサルティングを行い、そこで報酬を得ています。つまり、残りの170時間は、本当に好きなことだけをしている時間です。



副業とか資産運用も良いけど、自分の好きなことに時間もお金も費やすのが一番の投資で、贅沢なのでは?と思えてきてしまうんですよね。
今だと、僕は就活生向けの空きスペース活用事業みたいのを立ち上げようとしています。ヒアリングのためにアプリを使って就活生に会ったり、会社の社内起業仲間と会ったりして議論している時間が楽しいんですよね。


あと自分の主業務も戦略的に考えられるようになってきたのが楽しいです。毎週毎週、PDCを回すのですが、いろんな人のアドバイスを得ながらより効率化され上手くいきそうなアイデアにブラッシュアップされていく過程がたまらないです。


戦略を考えている時間は自分が知将になったような錯覚を覚えられるのでいい感じです。すごいどうでもいいのですが、僕は銀河英雄伝説というアニメ(もとは小説、今は封神演義の藤崎竜氏がリライトしてますね)が好きなのですが、主人公のヤン・ウェンリーになった気分です(下の絵はラインハルトですが)。



 話が脱線しましたが、でもこういうことな気がします。
つまり、自分が楽しい、好きだと思うことに、時間もお金も費やすと、もっと楽しく好きになって、次第に他人からの価値も生まれるということです。

むりやりまとめた感もありますが、もっと好きなことに時間を使えるようになるために日々の積み重ねを大切に生きていきます。


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