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IMG_1226皆皆さんはクリエイティブオフィスをご存知ですか?


スタートアップやウェブ系の会社で良くみられる、なんかオシャレなオフィスですね。


なぜああいう作りになっているんだろう?みたいな思想から疑問を持つ人もいると思います。

 

魔法のようなオフィス革命
―社員が活きる!会社が伸びる!いま注目の究極の職場スタイル「クリエイティブオフィス」の全ノウハウ 

出版:KAWADE夢新書)

著:潮田邦夫 妹尾大

という本を参考に、少しお答えしたいと思います。

 

僕は、著者の1人の妹尾先生のもとで大学、大学院と学んでました。

なので本の内容+一応の知見込みで書いていきます。

発行2007年と古い本ですが、ポイントは変わらないと思います。

 

ポイントは対話

クリエイティブオフィスのコンセプトは基本的に「アイデアの創造」です。

 

企画は特に、決まった業務ではなく、「課題を発見し、解決する」創造的な業務になります。

 

そんな業務に大切なことが、「気軽な対話」だと著者は言います。

できるだけ異質な知識を組み合わせることで、今までは思いつかなかった課題を発見し、解決する術を見つけることができるというのです。

 

オフィスのつくり

この辺りは、もう知っている方も多いとは思いますが、オフィスは、そんな対話、会話がしやすい設計になっています。

 

•長い島ではなく、離れ小島が点在

•フリーでさっとミーティングができるスペースが多い

•大きなディスプレイが多い

•間仕切りが少ない

 

例えば、机を斜めに設置するとどうなるでしょうか?
会話がしやすくなる人が増えたり、通っている人の気配を感じやすくする効果があります。

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もっと良くするには?

設計はそうなっているので、もっとうまく活用したいな、との欲が出てきますね。

どうやったらもっと良くできるだろう?とぼんやり考えてみました。

 


例えば、「マグネット」みたいな場所を作ることが提唱されています。

「タバコ部屋」や「コピー機の前」のような人が集まって一定の時間を過ごす場所です。

そういう場所での会話から新しい発想が生まれるということがままあります。

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そういう場所を意図的に作ることも1つです。

カフェスペースを作ったり、そこまでしなくても、お菓子や文房具、ティッシュの共有スペースをつくるだけでも「マグネット」がわりになります。 

 

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もう1つは、背面でチームを作るということです。

ちょっとこれはやってみないとわからないのですが、背面の方が意見交換がしやすいと言います。

 

背面だと、パソコン画面を振り返れば見えるとか、物理的に近いとかで、対面より会話しやすい要因があるみたいですね。

これは人によっては対面の方が話しやすい場合もあるので、やるとしたら実験レベルにはなると思います。


実際にあった反応

クライアント対応スペースからの視線が気になる

オープンなのがいいとは言え、視線が気になることもあると思います。
座っている人の目の高さくらいが、なんとなく隠れるとプライバシーと解放感が両立できるかと思います。


・フェイクグリーン
目線を遮りつつ、適度に隙間があり見た目も良いかな、と。
リアルな植物だと管理コストがありますが、フェイクは置きっ放しでも大丈夫です。
ブラインドや磨りガラスの導入よりも手軽です。

 

・目隠しフィルム(シール)

これは高くなるにつれ、透明度が上がるシールです。

これもそんなにコストがかからずやれる方法です。

完全に覆っちゃうと気配や解放感が減ってしまうのでバランスが大切かと。

 

ゆるやかな仕切りがほしい

ゆるやかな仕切りに対するニーズもあったので、案をいくつか抜粋しておきます。


日本では伝統的に屏風を使い、閉塞感の少ないパーティションとして機能していました。
オフィスに屏風もありだとは思いますが、グリーンも同じ機能ですね。

透明な仕切りも屏風代わりになると思います。
FullSizeRender・縁側

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カフェスペースがほしい

カフェスペースができないか、はオフィスでの要望大きめでした。

「マグネット」になるように設計中です。

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↑井戸端もマグネットとして機能した

 

 マグネットと言えば、シンボルツリーのようなものも割と象徴としてあるといいと思います。


うちのオフィスにもありますが、ただ置いただけではやはり機能しませんね。

どこかに愛着を持ってもらう工夫をすることで、待ち合わせ場所になるといいな、とか考えてます。

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まとめ

以上、クリエイティブオフィスのコンセプトと有効な活用法について書いてみました。

僕たちの発想を活かしやすい設計になっているのですね。


クリエイティブオフィスは使っているひとたちが自主的に育てていくものとのことでした。


いろいろな知見を使って、快適にはたらける場所に近づけていければいいなと思って業務外で環境改善に取り組んでます笑


また、クリエイティブオフィスはナレッジマネジメント(知識経営)に基づいて設計されています。


ナレッジマネジメントの記事はこちら。

【専門家解説】バルミューダに学ぶナレッジマネジメント。イノベーションを生む知識創造

残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?
皆さんは残業をしていますか?
僕は月30時間程度しています。
1日にすると、1時間半くらいでしょうか。

10時に出社してパソコンの切れる21時まで作業するので8時間労働+2時間残業。
たまに早く帰って平均すると1日1時間半という感じです。

まぁそんなもんかな、と思っていたのですが、「残業学 ~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~」(著:中原淳 + パーソル総合研究所)を読んで、考えと行動が変わりました。

自分がいかに日本の「残業」に飲み込まれていたかに気づきます。

そしてこの本では残業のメカニズムと対策が紹介されるので、この記事では簡単に説明していきます。



残業月平均27時間は多すぎ?

残業している人に限定すると、日本の一般従業員の月の残業時間の平均は27時間程ですね。
残業時間の平均

これは、残業をしていない時短社員等は抜いてあります。 あと、管理職も抜いた数字です。

あなたの月の残業時間は27時間と比べてどうでしょうか?
また、業種や職種と照らし合わせた時に、どうでしょうか?

僕は人材業界なのでサービス業が近く、平均28.85時間です。
職種は企画職で、こちらも28.85時間が平均です。
僕は残業30時間程度なので、まさにこの数字に近いですね。

そもそも、日本の残業時間が他国と比べて多い中で、日本の平均と比べるのもどうかとは思います。

ただ、まずは自分がどう感じるかを量的な観点で考えてみて下さい。

僕は正直、多いとは感じていませんでした。

しかし、これからの世の中を考えると30時間は多いのかもしれません。
それを知るためにも、次はメカニズムの観点でも、残業を考えてみましょう。


残業を多くするメカニズム

本書では残業における学習メカニズムを図のようにまとめています。
残業の学習メカニズム

実際はひとつひとつのメカニズムについて、データに基づいて論じているのですが、割愛します。

本書を読むと理解が深まるので読んでみるといいと思います。

簡単に説明します。

個人レベル」だと、「残業」=「フロー状態」「有能感」といった「麻痺」状態に陥ったり、残業代がないと暮らしていけない「残業代依存」が習慣化することで、強化されていきます。

組織レベル」だと、「残業」しないと上司や同僚に申し訳ないであるとか、やる気ないように見られないかといった雰囲気から「感染」したり、できる人に業務が「集中」し、昇進していくように制度化されることで、強化されていきます。

さらに「世代レベル」だと、上司が「残業」して出世してきた人だと、その部下も「残業」することで成果を残そうとするように「遺伝」し、伝統化してより強化されていくのです。

これら「個人レベル」「組織レベル」「世代レベル」の「残業」の学習が強化を繰り返し、今日の日本の残業を生み出しているとメカニズムを解説しています。


意識して残業を減らす理由

メカニズムを自覚して、ハッとしました。

自分は自分の意志で残業しているのか?
それとも、構造の中で知らず知らず残業のメカニズムに飲み込まれているだけなのか?

今は高度経済成長期ではありません。
働けば、その分売上が伸びるといった構造にありません。

市場から評価されることであるとか、社内の無駄を削減するであるといった、客観的な思考を必要とする業務が増えています。

そんな中で、自分がどういうことを意図して残業しているかが大切になってきます。

残業の2時間は、もしかしたら副業の時間にしたほうがいいかもしれないし、社外の人と会う時間にしたほうがいいかもしれない。

業務とは関係ないことに使った方がひらめきを生んでくれるかもしれません。

家族のためにご飯を作るのもいいと思います。
家族の一体感も高まり、仕事へのモチベーションを上げることもあるでしょう。

2時間×5日/週 = 10時間/週
10時間/週×4週間/月 = 40時間/月

僕は、この時間を見て焦りを感じました。

40時間を数万円を得るために使うのか。

将来のために投資するのか。

僕は後者を考えて、最近は勤務時間をより意識的にコントロールしています。

将来、奥さんとだったり、子供とだったり、一緒に食卓を囲んで、笑って話しながらご飯を食べることに価値を感じるかもしれませんよね。

そのためには、短い時間で確実に成果を上げる方法を身につける必要があります。

マネジメントするにしても、フリーランスになるにしても、起業するにしても重要です。

僕が残業を意識的に減らすただ1つの理由は、「その1.5時間が今と将来にもたらす価値が、現業を1.5時間伸ばして得られる価値よりも高い」と考えているからです。

現業も楽しく充実してやっている上で、そう感じるのです。

皆さんも何に時間を使うかは意識した方がいいと思います。

ということで、この本は「残業」を現実に基づき、過去を参照し、データに基づいて論じています。

語り口も非常に軽妙で読みやすく納得感があります。

「はぁ~、そうなんだ!」と10回は膝を打ったと思います。
是非読んでみて下さい。

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